野村克也 名言集

仕事に挫折したとき、組織に悩んだとき、人生に苦しんだとき… 野村克也の言葉があるじゃないか。ノムさんの人生哲学が凝縮された名言集。

努力とは

人間は、どんなときにも手を抜いてはいけないんだ。どこで誰が評価してくれているかわからないぞ

野村の人生訓。講演のときにいつも話すこと。野村が「人生の師」と仰ぐ評論家・草柳大蔵からアドバイスされた。

あと一歩の努力

「みんな並の努力はする。あと一歩やるか、あと一回、あと一時間やるかどうかが勝負」。

どうやったらライバルとの競争に勝てるか考えたとき、1日24時間の使い方の問題だ、と思った

南海にテスト入団した1年目のオフ、球団から解雇通告を受けた。「もう一年やらせてください。故郷に帰れない。クビなら南海電車に飛び込みます」と泣いて頭を下げた。球団マネージャーは根負けして契約延長が決まったという。再度クビにならないために、直後…

一日も早くレギュラーになり、高給をとって親孝行したかった

プロのなる=母親孝行をすることだった。だからこそ、レギュラーになってお金を稼ぎたかった。捕手はレギュラーが一度固定されると、その座はなかなか空かない。野村は大ファンだった巨人を断念し、正捕手が30歳以上の球団を調べて、南海と広島が該当。育成…

できないなら、できる範囲で一生懸命やりなさい、とは考えない。できないなら、できるまで練習しなさい。プロなんだから当たり前ではないか

プロとは当たり前のことを当たり前にできる人間をいう。プロに、満足・妥協・限定は三大禁句。

手抜きをしないことこそ、一流選手への条件

一流こそ、努力を惜しまない。

プロフェッショナルの「プロ」は、プロセスの「プロ」でもある

二桁勝利投手や3割打者などの「有形の力」ではなく、努力やその過程など大切な「無形の力」をいつ認識するかが、「プロ」として歩む本当の道につながる。

そんなこと言ったら外される。何とかしてくれ。休めない

南海入団4年目。レギュラー獲得後すぐの試合中、捕球の際に親指の骨にヒビが入った。欠場すれば強肩の先輩たちにチャンスが回ってしまうとわかっていた。医者に頼み込み、ブリキの型を取って指にはめ、包帯で巻いて、何食わぬ顔で試合に出続けた。