野村克也 名言集

仕事に挫折したとき、組織に悩んだとき、人生に苦しんだとき… 野村克也の言葉があるじゃないか。ノムさんの人生哲学が凝縮された名言集。

「野村四録 志の書 夢を叶える心得」

情報は持つだけでは意味がなく、使ってはじめて価値を持つ

情報化社会のいま、手元にスマートフォンやパソコンがあれば、必要な情報はいくらでも手に入る。しかし、集めた情報に対して、感じて動くことをしなければ、勝負には勝てない。

何かをしたい者は手段を見つけ、何もしたくない者は言い訳を見つける

失敗したときに言い訳を探すような思考からは、努力や向上心は絶対に生まれてこない。

平常心は、自信によって築かれるもの

夢を実現するために、常に向上心を持ち続けることは大切である。そして、向上心を持ち続けるために必要なのが、「平常心」である。平常心とは、普段と変わらない心であり、なにごとにも動じない心。それは、日頃の鍛錬や努力、そして小さな成功の積み重ねか…

一流になる人間は、無意識にプラスの暗示をかけている

一流になる人間の特徴のひとつに、どんなことでも「あの人ができるなら自分もできる」と、無意識に自分にプラスの暗示をかけているという点がある。逆に、二流で終わる人間は、「自分はこれくらいできればいい」と自分の能力を限定してしまう。

やけくそはギブアップ、開き直りはチャレンジ

やけくそは、ただやみくもに賭けに出るだけ。どうしてそういう行動を取るのか根拠がない。あったとしても、直感による判断だ。一方、開き直りは勇気ある決断である。

プロ意識とは、「恥の意識」と同義語である

「プロ意識とは何か?」野村が選手たちに問い続けてきたことである。プロ意識とは、「恥の意識」と同義語である。プロとは、「プロとして恥ずかしい」「プロとしてのプライドが許さない」という意識を常に持っていなければならない。この恥の意識こそが、成…

反省がなければ、成長はない

反省は基本的に嫌な作業である。過ちを受け入れなければならないし、思い出したくないことと向き合わなければならない。しかし、反省があるから次の機会への想像が生まれ、実践につながっていく。好循環は反省から生まれるものなのだ。

なんとなく生きている人は、どうしても感性が鈍い

貧しかったり、苦労したりしてきた人は感性が鋭いことが多い。一方で、不自由なく生きてきた人はどうしても感性が鈍いところがある。感性を磨くためには、貪欲な向上心が必要だ。

「20歳の老人」になるな

年齢を重ねたから老いるのではない。人は、理想をなくし、理想を追い求める努力をしなくなったときに老いるのである。

志はいくら高くてもいい

人はイメージできるものにしかなることができない。「メジャーリーガー」というイメージを持つことができない人は、未来永劫メジャーリーガーにはなれないのだ。

代わりの人間はいくらでもいる

これが組織の本質である。そのことを理解し、自らを高め続ける者だけが、一流の域にたどり着ける。