何年かにわたって2割5分前後の打率を残している打者がいたとする。1年の多くを一軍のベンチに座ることができているとすれば、おそらく安定を手に入れていると見ていいだろう。だが、この状況に満足するか、さらに上を目指すかがすべて。もし、現状維持で満足していたとすれば、近い将来、現状維持にあぐらをかかない進化を続ける選手に追い抜かれることになるだろう。
- p.212
- 作者:野村克也
- 出版社:セブン&アイ出版
- 発売日:2018/10/29
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何年かにわたって2割5分前後の打率を残している打者がいたとする。1年の多くを一軍のベンチに座ることができているとすれば、おそらく安定を手に入れていると見ていいだろう。だが、この状況に満足するか、さらに上を目指すかがすべて。もし、現状維持で満足していたとすれば、近い将来、現状維持にあぐらをかかない進化を続ける選手に追い抜かれることになるだろう。