当時42歳。現役か引退かを悩んだ野村は、尊敬する評論家・草柳大蔵に相談。草柳は「人間、何かを求めている限り、一生涯が勉強ですよ。やりたければ、やればいいでしょう」と説き、野村は「自分は野球の奥に向かって歩いている。まだ中途のところにいる人間」と悟った。禅語の“生涯一書生”という言葉を聞き、「僕は生涯一捕手でいきます」と答えた。
- p.101
- 作者:野村克也
- 出版社:ぴあ
- 発売日:2008/2/2
- Amazonで詳しく見る
当時42歳。現役か引退かを悩んだ野村は、尊敬する評論家・草柳大蔵に相談。草柳は「人間、何かを求めている限り、一生涯が勉強ですよ。やりたければ、やればいいでしょう」と説き、野村は「自分は野球の奥に向かって歩いている。まだ中途のところにいる人間」と悟った。禅語の“生涯一書生”という言葉を聞き、「僕は生涯一捕手でいきます」と答えた。