「気合だ!」「気合が足らん」現役時代、そう叱咤されるたびに、野村は釈然としない気持ちになった。「プロとして、そんなレベルの低いことでいいのか」と。気力や体力などというものは、プロとして持っていて当然。それを強調しなければならないようでは、プロとして情けなく、恥ずかしい。プロ失格と言ってもいい。いやしくもプロであるならば、知力を持って勝負すべき。
- p.20
- 作者:野村克也
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発売日:2013/12/6
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「気合だ!」「気合が足らん」現役時代、そう叱咤されるたびに、野村は釈然としない気持ちになった。「プロとして、そんなレベルの低いことでいいのか」と。気力や体力などというものは、プロとして持っていて当然。それを強調しなければならないようでは、プロとして情けなく、恥ずかしい。プロ失格と言ってもいい。いやしくもプロであるならば、知力を持って勝負すべき。