2016-11-27から1日間の記事一覧
「自分は何のために生まれてきたのか」。その根源を考えられる人間こそ、真の目標を持って生きることができる。
「仕事を通じて成長と進歩があり、人間形成と人格形成を促していく」。人間教育が大切だと考える理由。
仕事と人生、仕事と社会は連動させるべき。
自分は生かされている、という気持ちが大切。「人間が一番嬉しいのは、自分を認めてくれている、必要としてくれていること」。
自分を律することの厳しさ。生活面で「これくらいやればいいや」と出てしまう。「人間は習慣の動物だから、長い間そうした思考を続けていると、それが必ず仕事の面でも現れてしまう」。
思考と行動は連動している。
「今“自由”の勘違いが多い。自由の裏についてくるものは責任。責任に裏打ちされた自由であるべき」。
「何がしたいか」ではなく、「何が向いているのか」という視点は重要。
ヤクルト監督として、3度目の日本一に輝いた1997年シーズンを振り返って。
野村の基本哲学。プロセス主義である。「大昔から選手に伝え続けていること」。
「これでいい」「自分はすごい」と思った瞬間から下り坂。
「オレはこんなもん。これくらいやればいいや」と自分で限界を作る。最も楽で卑怯な考え方。
エースや四番は、自分が周囲に与える影響力を十分に意識すべし。
思考停止とは、つまり変化しないこと。これでは進歩は望めない。そこで停滞するだけでなく、衰退も始まる。
チームは人と人がつながった組織。これは親兄弟、家族や故郷を大切にする思いの延長線上にあると信じている。団体競技は、つながりとまとまり。人としてのルールも学べる。「子供は絶対に団体競技をやるべき」。
ヤクルトの相馬和夫球団社長の言葉を意気に感じて。ヤクルト本社の役員大半が野村の監督就任に反対した中、「失敗したら、野村と一緒に私も辞めます」と啖呵を切って信念を貫いた人。「心が揺さぶられた」。
他者と差があるのに“見て見ぬふり”を続けていると「そのうち自分のアイデンティティさえ失う。勝者と敗者の分岐点もそこにある」。
楽天・山崎武司の奮闘を見て、ベテランの存在する意義を感じた。漫然と過ごすのではなく、常に挑戦している姿を見て、若手は尊敬し、やる気を高める。
人は自己愛につい傾いてしまうもの。だが「自己愛に基づいた自分の評価よりも、他人が下したそれの方が正しい」。この厳しさと客観性こそ求められる。「“自分はまだやれる”と考えていても、人はそう思っていない」。45歳で現役引退を決断したときに実感した…
自分だけが得をする、目立つ、いい思いをするなど、自分勝手な行動を個性とは呼ばない。個性は周りの人の承認と納得があって輝くもの。
野球をする前に一社会人として「いかに生きるか」。これを考えれば、野球(仕事)に対する取り組み方も自然に変わるもの。
「人」という字も、支え合わなければ生きていけないことを示している。他人あってこその自分。自己と他者を連動して考える視点。
読み方ひとつで「人生」の意味が変わる。それぞれの言葉を大切にすれば、本当の意味で、自分の人生を送れる。
天才と称される長嶋茂雄もイチローも、人の何倍も努力して今の地位を築いた。レギュラーになっていく選手は「努力を続けることができる。結果が出たことに対して興味が沸き、それが好奇心へと発展するから、好循環が生まれる」。
選手によく言う言葉。野球論ではない“人生学”を教える。「人間はなぜ生まれてくるのか、一回くらい考えろ」。