「おい、野村。素振りをやって一流になるんなら、みんな一流になってるよ」。ブルペンキャッチャーの役割しか与えられず、試合にも出られなかった二軍時代。先輩からの飲みの誘いを毎晩のように断り、とにかく素振りをしていた。ある日、二軍監督が選手たちの手のマメの検査を行った。「おう野村、おまえはすごい。みんなよう見ろ。これがプロの手だ」。
人生に打ち勝つ野村のボヤキ 一流か二流か──手を見ればわかる
- p.127
- 作者:野村克也
- 出版社:三笠書房
- 発売日:2013/11/1
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「おい、野村。素振りをやって一流になるんなら、みんな一流になってるよ」。ブルペンキャッチャーの役割しか与えられず、試合にも出られなかった二軍時代。先輩からの飲みの誘いを毎晩のように断り、とにかく素振りをしていた。ある日、二軍監督が選手たちの手のマメの検査を行った。「おう野村、おまえはすごい。みんなよう見ろ。これがプロの手だ」。
人生に打ち勝つ野村のボヤキ 一流か二流か──手を見ればわかる