野村克也 名言集

仕事に挫折したとき、組織に悩んだとき、人生に苦しんだとき… 野村克也の言葉があるじゃないか。ノムさんの人生哲学が凝縮された名言集。

言葉の力

ボヤキは永遠なり

現役時代はささやき戦術から「ささやきの野村」と呼ばれていた。ところがヤクルト監督の頃から「ボヤキの野村」になり、楽天の監督退任直後に「ボヤキ」が新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた。今やボヤキ=野村が定着してしまった。勝ってボヤキ、負け…

夜、バットを振ることも大切だろうが、おれの話はそれ以上に大切だ。いつか必ず役に立つ

1990年2月、野村がヤクルトの監督に就任してはじめてのユマキャンプ。全選手を集めたミーティングで、野村は野球の技術論・戦術論の話を一切せず、人間として生きる上での人生訓を選手たちに説いた。身体を動かしての技術の習得も非常に大切だが、その選手が…

オレには無理だ。これからは全部断ってくれ

現役引退後、評論家としての初めての講演会。前日に内容を3枚のメモにしたためて本番に臨んだが、持ち時間の3分の1で話が尽きてしまった。もともと人前で話すことに苦手意識を持っていた野村は茫然自失となり、スケジュール調整をしてくれていた妻・沙知代さ…

自信をなくし、円形脱毛症にかかった

現役を引退し、評論家活動をはじめた野村が、最初にぶち当たったのが言葉の壁だった。野球に関する知識や理論は誰にも負けないと自負していた野村だったが、それを一般の人たちにわかりやすく伝える術(言葉)を持っていなかったのである。「言葉を磨かなけ…

現役選手を引退して、首から上で生きていく覚悟をした

つまり頭と口。頭脳と言葉である。むさぼるように本を読んだ。人前で話すことは苦手だったが、必死で挑んだ。

言葉を持たない指導者など、何者でもない

「人間を預かり、動かす地位にいる」。この重さを自覚する者だけが、監督になる資格がある。指導者には言葉が不可欠。

名選手は感覚で理解しているから、指導者になってから言葉を無視しがち

それでは選手には伝わらない。だからこそ、選手には現役時代から「本を読め」とすすめている。

「話す」ということは、自分の体験を理論化するということ。それができないと指導もできない

話すことの大切さ。また、相手にわかりやすく伝えるためには言葉を獲得しなければならない。評論家時代の体験を大切にしている。

もうバットを持つことも、ミットを構えることもできないならば、言葉の世界で野球を追求してやろう

現役を引退したあと、講演や解説をしたことで、自らの野球に対する思いや考えを「言葉」にする練習ができたと感じている。その成果は、指導者になったとき発揮された。選手に野球理論を説明しやすくなったのだ。

指揮官が力を発揮できる最大で唯一の媒介は言葉

言葉がなくて、自分の考えが伝わるはずがない。「つまり説得力がリーダーの条件のひとつ」。

リーダーは、その言葉に選手たちがどれだけ胸を打たれるか、感動されるかで値打ちが決まる

選手から見て、「ああ、このリーダーは勉強しているな」ということが言葉で伝わることで、信頼や尊敬につながっていく。

これもひとつのチャンスだ

「人前で話すことを苦手としていた私が、講演や解説を引き受けるようになったときに思ったこと」。これを機に、それまで以上に本を読んだり、試合を注意深く観察するようになった。その積み重ねが、それまで縁もゆかりもなかったヤクルトの監督就任の依頼に…

哲学は苦しみから生まれる

天性と感性だけで生きる人には哲学はないと思うがゆえ、「天才に言葉はない。天才に哲学なし」とも言い切った。

人生の半分以上が残っているのに、大半の選手がクビになってからあわてるんだよ

「引退後を生きるために、今日を生きるべきだ。とりあえず、本を読むことから始めてみろ」。

黙っていたら分からない。短い言葉でも人を感激させ、感動させることができる。まさに「言葉は力なり」。言葉がなければ、何も伝わらない

感謝の気持ちは、言葉にしてこそ伝わる。

コーチの第一義は、自信を無くしている、目標を失っている選手に、いかに意欲を出させるか、ということ。日本一の理論を持っていても、その使い方を間違えれば、選手は動かない

リーダー、係長、課長、部長……役職のある人間は、部下のやる気を引き出す対応が求められる。そのひとつが“対話”。

リーダーは夢づくりの名人たれ

夢を語る人のそばに、人は集まる。

コーチは言葉で説明するもの。現役時代、感性だけでやっていた人は苦労する

語り合い、理解し合うこと。よい上司は、部下に発見の喜びを与える。

この中で誰が一番偉いと思う? ワシ? 違う、君たちマスコミや。君たちは、ペンで人も殺せる

ヤクルト監督時代、報道陣が発信する言葉や文字の怖さを伝え、言葉が相手に与える影響や重みを教えた。