野村克也 名言集

仕事に挫折したとき、組織に悩んだとき、人生に苦しんだとき… 野村克也の言葉があるじゃないか。ノムさんの人生哲学が凝縮された名言集。

仕事と人生は直結している

真面目一辺倒では一流になれない

それは歴代の名選手を見ればよくわかる。一流選手の共通点として、「よく働き、よく遊ぶ」というのがあった。よく言えば個性的、要するにくせ者、問題児、変わり者がほとんどだ。長嶋茂雄しかり、張本勲しかり、金田正一しかり。人格者として知られている王…

すべてのものごとには原理があり、すべての行動には原則がある

「私たちは仕事や生活のさまざまな場面で、ここはどうしたらいいのかと判断に迷うことがある。その迷いや悩みが大きければ大きいほど、原理原則に照らして判断することが、もっとも理にかなったことだと思う。困ったとき、迷ったときこそ、原理原則に立ち返…

仕事と人生は直結している

仕事と人生は不即不離の関係にある。いい仕事をした人が、いい人生を送れるのであり、いい人生を歩まなければ、いい仕事はできない。人生に対する考え方が確立されていない限り、人はいい仕事ができないのであり、仕事を通じてこそ人間は形成される。

いまやっとスタートラインに立ったという自覚を持て

プロの世界に入っただけで、満足してしまう若い選手は大勢いる。それは企業に入社した人にも当てはまることだろう。世間的に名の知られた会社や、一流と言われる企業に入ったからといって、そこはゴールではない。やっとスタートラインにつくことができたと…

仕事をこなすことで、頭も神経も体も使う。仕事=健康管理である

もう野球をできない野球人なのに、サンケイスポーツの野球評論やスポーツ番組のレギュラー、本のための取材、講演会など、野村には常に野球に関する仕事が入る。声をかけてもらえる以上、働き続ける。そうして仕事をこなしていると、体だけではなく神経も頭…

伸びる人間は、野球選手であれ、一般人であれ、共通している。感性が鋭く、問題意識や明確な目標を持ち、努力することをいとわない人間である

これまで数多くのプロ野球選手や関係者をはじめ、多くの人間と接する機会を持ってきた野村の持論。このような人間は、失敗したり、つまづいたりしても、ちょっとしたことでヒントを得たり、自分なりに工夫して、そこから力強く立ち直っていく。

野球って本当にこんなものなのだろうか。まだ自分の知らない何か大事なことが残っているのではないだろうか

今も野村は野球について考えることをやめられないでいる。不器用な人間であることを自認し、苦労も絶えなかったが、誰よりも幸せで奥深い野球人生を歩んでこられたと考えている。

環境選びは慎重すぎるくらいでいい

キャッチャーは他のポジションと違い、レギュラーのイスがひとつしかない。野村は、「出場機会が得られそうなチーム」という観点で、入団テストを受ける球団を選んだ。「もし、憧れのジャイアンツのテストを受けて入団していたら、森祇晶との正捕手争いに敗…

自分を成長させてくれる場所を選べ

人は環境によって人生を左右される生き物。だからこそ己の身を投じる環境は、慎重に選ぶべき。「自分を成長させてくれそうな場所」や「自分の可能性を伸ばせそうな場所」を選ぶことが大切。

24時間、仕事のことを考えてみよ

24時間、仕事のことばかり考えていられる意志の強い人間にのみ、本物の技術やスキルは身につく。

よく遊び、よく働く。遊ぶために働く。働いたから遊ぶ

仕事と遊びは、対等な関係でなければならない。豪快に遊べる人は、豪快に働ける。

好きだから一番になれる。好きだから一番を目指す

仕事を好きになれるか、これが成功のための大きな要素。好きだから、悔しさをそのままにせず、かみしめて乗り越えることができる。

野村−野球=0

野球という仕事が好きだから、24時間野球のことだけを考えていられる。好きなものだから、不愉快な経験や失敗に耐えて、乗り越えていこうという力を持つことができる。自分の仕事を好きだと言い続けられているうちは、人間はいくら年をとっても生涯現役でい…

よいリーダーは、計画がつつがなく実行されているかを常に確認し、修正と微調整をし続ける

「計画」「実行」「確認」は、どんなことにも通用する仕事の三要素である。

人間性を磨くことが、よい仕事につながる。人間性を磨くことが、人生の充実につながる

V9の巨人を率いた名将・川上哲治は、細かい技術指導はコーチに任せ、本人は選手の人間教育に力を入れたことで知られる。人間教育、社会教育をはじめ、生活面、礼儀作法の細かい部分にも及んだという。王、長嶋も特別扱いされず、厳しい指導を受けた。

仕事とは何か? なぜこの仕事をしているのか? どんな人生を送りたいのか? こういった本質を考えることで、問題意識を持つ習慣が育っていく

あらゆることを与えられてきた現代の若者に、いきなり「問題意識を持て」と言っても難しい。意識を変えるには、「本質を見つめ直させる」こと。

迷ったら原点、不調になったら原点

スポーツの原点は、走ることにある。野村自身、スランプに陥ったときはグラウンドをよく走った。

メモは向上心の現れ

活躍しているビジネスマンには「メモ魔」が多い。「メモをとる」ことで情報がしっかり定着する。

天才はめったにいない。ほとんどの人間が凡人である。不器用である。そういう人間がいい仕事をし、人より抜きん出ていくためには、「小事」「細事」が非常に「大事」になる

凡人が人より抜きん出ていくためには、小事を大切にし、それを積み重ね、一歩一歩大事に近づいていくしかない。小事が大事を生む。

弱いチームは規律が甘い。乱れている。断言してもいい

考え方も氏素性も異なる人間を統率し、同じ目標に向かって進ませていくためには、最低限の秩序やルールが必要。それを無視して各自が勝手に行動すれば、組織はまとまらない。当然、よい仕事もできない。

一人前になれば、周囲からの要求は当然高くなる

それまでと同じことをしていては、周囲は満足してくれない。いきおい、周囲は厳しく接するようになる。

自分を生んでくれた親に孝行しようという気持ちがない人間が、満足な仕事をできるはずがない

親孝行=感謝の心と言える。親孝行は、大成するための必要にして最低限の条件。

チームの中で、野球界の中だけで認められていても仕方がない

野球選手と言えども、一般社会の中で認められるようになることが大切。一般社会で認められれば、その後の人生に困ることはない。そのためには、何よりもまずしっかりとした人生観を確立しなければならない。

常日頃から野球とは何かと自分に問いかけ、自分独自の野球哲学、野球思想を確立しておけ

楽天時代の田中将大に対して。田中が将来、日本を代表するピッチャーになるためには、人間形成が必要不可欠であり、そのためには二十代前半の過ごし方が最も大事だと野村は考えていた。2014年1月22日、田中は米大リーグ・ヤンキースと7年総額1億5500万ドル(…

人間的成長なくして、技術的進歩なし

人生と仕事を切り離して考えることはできない。いくら技術を磨いても、考え方、取り組み方が変わらなければ、進歩することもない。

「基礎」とは、仕事をするための土台となるもの。「基本」は、仕事における判断や行動の指針。それらをもとに実地に移すことが「応用」である

何事もスキルを身につけるには、この3つのステップを順に踏んでいくことが必要。

遊び心と遊び人は違う

遊びにはそれ相応の工夫と計画性が必要。おのずと節度も求められる。それなくしては、遊びに溺れかねない。

仕事に対する取り組みがいいかげんな者にかぎって、外見で目立とうとする

仕事に自信がないから、外見で注目を浴びようとする。仕事に自信があれば見た目で目立つ必要はない。

ある時期、寝ても覚めても野球のことばかり考えていなければならない「基礎づくり」の時期がある

「ちなみに私は入団2年目の終わりから3年目にかけて、その時期だった。24時間、野球しか考えていなかった」。

人として生まれた以上、“人として生きる”責任と義務と使命を背負っていることを肝に銘じ、認識して、言動にあたれ

「野球という仕事を通じて人間形成、人格形成に励め。人格や品格を落とす行動や言葉は避けろ」。