野村克也 名言集

仕事に挫折したとき、組織に悩んだとき、人生に苦しんだとき… 野村克也の言葉があるじゃないか。ノムさんの人生哲学が凝縮された名言集。

■ノムラの教え 弱者の戦略99の名言

「なぜ」にはじまり、「なぜ」に終わる

「なぜ」と問うからこそ、考え、創意工夫し、試行錯誤する。「なぜ」という疑問を常に抱き、理由を考え、修正することで、もうひとつ上のレベルに上がることができる。

「チームのためにヒットを打つ」と「ヒットを打つことがチームのためになる」は明確に違う

「一本でも多くヒットを打ちたい」「一勝でも多く勝ちたい」と考えるのは正しい。しかし、それが「自分の成績を伸ばすことでチームに貢献する」と変換されてしまってはいけないのだ。「チームのために成績を伸ばす」とならなければいけない。前者は「チーム…

「失敗」と書いて「せいちょう」と読む

人間は、失敗してはじめて自分の間違いやいたらなさに気づく。そして「どうして失敗したのか」「何がいけなかったのか」と反省し、「どうすればうまくいくのか」「何をすればいいのか」を真剣に考える。この過程で人間は成長するのである。

難しさを知ってこそ、真のやさしさにたどりつくことができる

本を書くときは、内容が難しければ難しいほど、簡単にやさしく書かなければならない。しかし、簡単にやさしく書くためには、難しさを知らなければならない。野球も同じ。

楽をしようと考えると、ろくなことがない

ヤクルト監督時代は、ミーティングで板書したことを選手たちにノートをとらせていたが、阪神では板書が面倒で、最初から印刷したテキストを配った。これが大失敗で、選手たちの頭に何も残らなかったことから。

故障で休むのはプロとしての自覚の欠如

「ケガをしていても、言わなければケガではない」。元阪神の金本知憲は言っていた。野村も現役時代はケガをおして試合に出続けた。また、金本は「ケガと故障は違う。ケガはデッドボールのような不可抗力で負うもの。故障は自分の準備が足りないで負うもの」…

努力に即効性はない。でも、努力は裏切らない

努力は続けていれば、いつかは必ず実を結ぶ。テスト生から三冠王まで上り詰めた野村自身が何よりの証拠。実を結ばないのは、「努力即好結果」と期待するから。

「真似る」を「学ぶ」まで進めよ

野村が打撃の神様・川上哲治のスイングを真似しようと見ていると、川上は前かがみになって、柄杓で水を撒くような低めの素振りを繰り返していた。なぜそんなことをするのか、実際に真似てみて気がついた。「きっと下半身の使い方を身体に覚え込ませているの…

教えてもらうより、覚えろ

コーチがいくら懇切丁寧に指導しても、自分から「覚えよう」という意識、姿勢がなければ身につかない。

おのれを知れ

進歩や成長は、おのれを知ることから始まる。自分を知れば、自分に足りないこと、しなければならないことがわかる。自分の活かし方、活かす場所もわかる。

遊び心と遊び人は違う

遊びにはそれ相応の工夫と計画性が必要。おのずと節度も求められる。それなくしては、遊びに溺れかねない。

プロとして恥を知れ

ヤクルト監督時代、エラーをした選手がベンチに戻ってくると「ドンマイ、気にするな」という声がかかった。それを聞いた野村は烈火のごとく怒った。プロならば失敗を「恥ずかしい」と思わなければならない。失敗を恐れてはいけないが、それを恥と思わなけれ…

仕事に対する取り組みがいいかげんな者にかぎって、外見で目立とうとする

仕事に自信がないから、外見で注目を浴びようとする。仕事に自信があれば見た目で目立つ必要はない。

中心なき組織は機能しない

組織論の大原則。中心いかんによって、組織が機能するか否かが決定される。中心は単に技量が優れているだけでは足りない。「チームの鑑」、すなわち、他の人間の模範であることが求められる。中心が仕事はもちろん、私生活においても自分を厳しく律し、真摯…

キャッチボールをいい加減にする選手に、いい選手はいない

自分だけが気持ちよく投げるのではなく、どうすれば相手も気持ちよく受けられるか、という思いやりの心が必要。そうすることで、おのずと正しいフォームで投げることにつながるだけでなく、チームワークも生まれる。

もっと女を口説け

女性を口説くためには、ただやみくもに迫ればいいというものではない。相手の性格や嗜好などさまざまな情報を集め、どうすればこちらを振り向いてくれるか、それなりの作戦を立てる必要がある。相手の反応や態度から心理を読み、効果的な方法でアプローチし…

いくら自分では個性的だと思っていても、他人がそれを認めなければ単なる変わり者

世のため人のためにならない特性は、本人がどう思っていようと、何の価値もないばかりではなく、周囲は迷惑としか感じていない。

覚悟に勝る決断なし

どんな結果が出ようと、責任はすべて自分が引き受ける。それまでの野球人生を台無しにしかねないものであってもかまわない。そう覚悟を決めてしまえば、人間は意外に身軽になれるものだ。

人間というのは基本的には怠惰なものだ。必要がなければ努力はしたくない。「こうなりたい」「これがしたい」という明確な目標や夢があるからこそ、がんばることができる

目標、夢とはつまり「動機づけ」。これが弱ければ、いくら高い潜在能力と可能性を秘めていようと、永遠に眠ったままということになりかねない。目標や夢が物事に取り組むための意欲と情熱を引き出すのだ。

自分をコントロールできなくて、ボールをコントロールできるか!

自分の感情をコントロールできるか否かは、一流と二流の分かれ目のひとつ。

無形の力は有形の力に勝る

投げる・打つ・走るという目に見える「有形の力」には限界がある。しかし、観察力、洞察力、判断力、決断力、記憶力。データを収集・分析して活用する力。さらに深い思考と確固たる哲学……これら目に見えない「無形の力」は無限である。磨けば磨くほど、鋭く…

選手の信頼を勝ち取るために、監督は、野球の理論や知識はもちろん、人格や言動、私生活まで、すべての点で選手に勝っていなければならない

負けたとたんに信頼関係は崩壊する。監督は選手と戦い続けなければならない。だから「選手は敵」なのだ。

苦労とは、「しなくてもいいこと」で苦しむことをいう

野村が野球の練習を「つらい」とか「苦しい」などと感じなかった理由。野村は自ら望んでプロの世界に足を踏み入れた。だから、どんなにつらくても「苦労」だとは思わなかったのである。向上するためには苦痛が伴う。しかし、自分で選んだ道であるならば、そ…

忍耐の裏にあるのは希望である

努力するということについて、野村は誰にも負けなかった。人の倍以上練習したし、毎夜の素振りも欠かすことはなかった。けれど、「つらい」「苦しい」などとは一切感じなかった。それどころか「楽しい」とさえ思った。なぜなら、忍耐の裏側には「一流になれ…

小事が大事

一流のバッターは、ピッチャーのフォームにわずかに現れるクセを見逃さない。一流のキャッチャーは、バッターのスタンスやボールの見逃し方などから、考えていることを見抜く。一流の野手は、キャッチャーの出すサインを見て、打球の飛んでくる方向を予測し…

予感、予想、予測、予防……「予」を大切にせよ

「予」は「あらかじめ」と読む。あらかじめ感じ、あらかじめ想像し、あらかじめ測り、あらかじめ防ぐ……ただ漠然と日々を過ごすのではなく、常に「予」を大切にし念頭に置いていれば、おのずと正しいプロセスをたどることになる。

進歩とは変わることである

ある考え方、やり方のもとで成果が出ないなら、変わる勇気を持つことだ。変わる勇気を持つことが、成長を促す。

満足・妥協・限定は負のスパイラル

満足してしまえば、「このくらいやればいい」と低いレベルで妥協するようになる。妥協してしまえば、「これ以上は無理だ」と自己限定してしまう。満足が妥協を呼び、妥協が限定を呼ぶのである。そうなれば、もはや成長など期待できない。

「もうダメだ」とあきらめてしまえば、それ以上の成長はない。「どうすればこの状態を突破できるか」と考えることができれば、必ず道は拓ける

一流と二流を分けるもの。それは才能の多寡ではなく、伸び悩んだり、限界に突き当たったりしたときに、どういう態度をとるかだ。

時間は平等に与えられるが、結果は平等ではない

時間は誰にでも平等に与えられている。目的を持って過ごすのも、無為に過ごすのも自由だ。しかし、その使い方によって生じる結果は大きく変わってくる。決して平等ではないのだ。